スパイラル・テンペスト

あの笑顔に振り回されっぱなし。 困ったな。 ちょっと離れたかなーと思ったらまた擦り寄ってきて。彼女は現在夏休み中。 僕は普通に仕事の毎日。自分はゆっくり寝ていられるからと、送っていった先のマンション前で長々と引き止められた。早く帰って寝ないと…

Z.O.Cの渦。

最近は少し落ち着いた状況。周りのシングルだった友人たちに相次いでパートナーが出来て、みんなも心に余裕があるようだ。 そんな友人達は薄々僕の気持ちに気づいていて、ことあるごとに「今日は彼女なにしてるの?」なんて聞いてくる。 僕は大体彼女の予定…

交差点。

まさかの事態。 まったく心当たりがないと言えば嘘。 でも、そこまで深くないハズだと思うし、思いたい。 なんのことかと言うと・・・共通の友人からこんな噂話を聞いた。「彼女、駅前で知らない人とキスしてたみたいだよ。」何度か目撃されているようだ。 人違…

デウス エクス マキナ。

また今年も年末が来る。 ニューイヤーホリディ。 子どもの頃は、この時期が大好きだった。 ハロウィン、クリスマス、お正月・・・。 楽しいことばっかり続く季節。でも今は違う。この時期は彼女が忙しくなる季節。 年末からは旦那の実家に帰省してしまう。 去年…

alone in the mansion。

つくづく寂しがりやなんだなぁと思う。 彼女も、僕も。昨日、久しぶりに彼女から電話が来た。 どこかで飲んだ帰り道だったらしく、寒い、眠いと言いながら歩いている。こんな寒い日には、二人で決まって行く店があった。 おいしいホットラム酒を出す店。 な…

君の名を呼び、果てる。

またか、とも思うけど。 喧嘩というか、言い争いをしてしまった。 彼女には苦手な男友達が一人いる。 僕は彼のことを案外気に入っていて、つい彼の擁護をしてしまう。 そこまで好きな友達か、と言われるとなんとも言えないんだけど・・・周りが否定するから尚更…

Presented spell。

僕の気持ちを知っているからこそ、なのだろうか。 彼女は相変わらず気まぐれ。 ・・・上手に紐解けば、気まぐれな行動にも理由がありそうだってことはわかる。 それがリアルタイムに理解できれば、感情の持って行き方も違うんだけどな。 ちょっと前、いつものよ…

秋の空の雲の上の。

前回も書いたが、彼女から飲みの誘いなどはほとんど無くなった。なんとも難しいところだけど…それでも一度は肌を許した、という事実だけは残っているので、彼女に近づいてくる他の男よりは遥かに近い位置にいる。例えば、飲んだ帰りに彼女をマンションの前ま…

刻は流れた。

以前の記事から既に9ヵ月が過ぎた。僕たちの関係は、大きく変化した。クリスマス前、彼女は大きなイベントを控えて大忙しだった。その分、会える時間は減った。僕は仕方ないと諦めて、クリスマスが終わったあとの時間を楽しみにしていた。ところが、クリス…

はざま。

いろんなものの間(はざま)にいる。 彼女も、僕も。彼女は今、A君からの間断ないアタックと僕からのはばかりのないアタックの間にいる。 A君との友情も僕の愛も捨てがたいのだろう。 それに加えて、旦那からの思いもある。 だからこそ、A君からの攻撃はあく…

スラップスティック1111。

ゆうべは彼女のバンドが初めてのスタジオ練習だってことで、ちょっと覗いてきた。 一人知らないメンバー(助っ人)がいるはずだったけど、仕事が終わらず間に合わなかったそうだ。前日の電話でちょっとやりすぎたかなぁと思っていたので、彼女がどんな顔で来る…

車輪の中。

結局、先日メール返信がなかったのは気付かなかったからだそうだ。 ただ、その日は夜中までA君と一緒にいたみたい。 A君はもう落ち着いているし、自分もA君をいい友達だと思っているから問題ない、と言ってはいる。 確かに、A君はA君で自分なりに納得しよう…

光点。

わかってはいた。 僕は今、彼女に依存して生きている。 一回でも多く、一分でも長く彼女と一緒にいたくて、会える口実を探してる。 距離を置こう、なんて言えるはずもないし、実行できるわけもない。 そんなこと、出来るなら最初からやってる。 ゆうべ送った…

アエナイチカラ。

最近会えない日が多くなってきてる。 会えない日にはほぼ必ずオヤスミ電話が来るので、それはそれで嬉しいんだけど。結局のところ、『好き』って台詞を聞いたのは最初のあの日だけだし、エッチどころかキスだってまともに出来ない。 当たり前だけど、付き合…

フェルゼンの憂鬱。

先日彼女と電話していたら、「A君のことは全部解決したから大丈夫です」と言っていた。 それ以上の詳細は不明。 それ以前に、なんでそんな話題を出してきたのかも不明。 やっぱりお出かけ中に何か話しがあったのだろうか? それとも僕が気にしてそうだったか…

カリキュレーター・カノジョ。

9月の連休からこっち、彼女と会わない日は数えるほどしかなかった。 1日空けることはあっても、会わない日が2日と続くことはなかったんだけど…先日は2日空いてしまった。それどころか、危うく3日会えないところだった。それというのも、ちょっとしたアクシデ…

眠り姫の意識。

10月に入ってからというもの、意識のある彼女とキスをしたのは数えるほどしかない。 キスしたり必要以上のスキンシップを図ると怒られるからだ。 調子に乗って脱がしてしまって以来、彼女も(ダメと言った手前)怒らざるを得ないところがあるのだろう。意識…

すれ違い。

前回のエントリーで「リアルに追いついた」なんて書いたけど、ひとつ書き忘れてたことに気付きました。 最初の頃("きっかけ"のエントリー)に「自分が結婚してるってことを知らない人には、積極的に教えないでください」みたいなことを言われたことがあるっ…

実りの季節。

衝撃的展開のあったシルバーウィークが終わり、平穏な日々が続いて・・・はいなかった。 そのあとも毎日のように会い、この不安定な関係がいつ崩れるのかと気が気でなかった。ある日曜日、また彼女の部屋に行ったんだけど・・・酔った彼女を調子に乗って脱がしてし…

銀色の刻-その2。

お昼前、泥のような眠りから無理やり起こされた僕は、友達との約束のため出かけた。 その日、彼女がどんな思いで1日を過ごしていたかはわからない。 少なくとも僕は、なんとなくうきうきした気持ちで過ごしていた。 これで終わりじゃないという思いがどこか…

銀色の刻。

秋の大型連休の1週間前、海旅行の幹事だった友達が、隣町から引っ越してきた。 みんなで引越祝い(という名目の宴会)をしようってことで、彼女の旦那とも久しぶりに顔を合わせた。この時、僕はちょっとした目標を立てて実行した。 彼と会ったとき、素知らぬ…

僕と彼女を隔てる距離は。

これまで僕から声をかけることが多かったんだけど、8月の後半くらいになると、彼女からの誘いも少しずつ増えてきていた。 バンドの方もほぼ週イチで練習していたので、そのたびに様子を見に行っていた。9月になって1週間くらい過ぎた頃、飲んだ帰りは必ず彼…

海へ。

8月に入って梅雨も明け、暑い日が続いていた。 そのころ彼女たちは(形だけだが)バンドを組んでいて、初練習の日程をどうしようかという話をしていたらしい。元々初練習に充てられていた土曜日、みんなで海に行こうという話になった。 海にギターを持ってい…

きっかけ-その2。

前回のエントリを見直して気づいたけど、今の状況を全く書いてなかった。 といっても、ほとんど書けることはないんだけど。とりあえず、絶賛不倫中です。誰から絶賛かって、自分の中だけ。 誰にも言えないんで、ここで書きなぐってます。プロフ的なものも書…

きっかけ。

なんでってワケじゃないんだけど、なんとなく記録しておく。 彼女と初めて会ったのは2009年の7月、某居酒屋。 知り合いがバンドのボーカルを探してて、たまたま居合わせた彼女に声をかけたらしい。 トイレに行く時、入口近くで話してた知り合いが「ボーカル…